こんちには、りゅうまるです。
今回紹介する本は、東京大学教授 阿部誠さんが監修された
サクッとわかるビジネス教養 行動経済学です
この本をおすすめする人は
マーケティングを勉強したい人、マネジメントを勉強したい人、自己実現をしたい人
におすすめです。
ちなみに行動経済学とは本書では次の通りに説明しています
行動経済学とは
人間が必ずしも合理的に行動していないことに着目し
人間の心理的、感情的側面の現実に即した分析を行う経済学のこと
本書は第6章で構成されています。
第1章 基礎から学ぶ! 知って得する行動経済学の考え方
第2章 人間らしい心の動き ヒューリスティック
第3章 意思決定の仕組み プロスペクト理論
第4章 マーケティングに活かす! 行動経済学の活用事例
第5章 行動経済学の目玉! ナッジ理論
第6章 ビジネスで役立つ! 行動経済学の応用法
まずは、第2章の中にある
どうして興味のあることだけ聞こえるのか?について紹介します
デパートで流れている館内放送は気にならないのに
自分の趣味や好きなこと、興味のあることに関する放送が流れれば気が付くことは
ありませんか?
それは、人は興味のある対象、意識している対象にのみ注意を向ける、
選択的知覚という能力を持っているからです
逆にいうと、興味のあることしか反応しないということですね
また、いろいろな人が会話しているパーティーの中でも相手の話だけを
聞き取れることができることから、こうした現象をカクテルパーティー効果といいます
このカクテルパーティー効果も選択的知覚の1つで、
利用可能性ヒューリスティックとして分類することができます。
郵便チラシの宛先に「世田谷区にお住いの30代の方」のように対象を絞った表現が
使われるのも、選択的知覚を使って目立たせる例です。
たしかに、いつもは気にならない、広告も自分が対象になっているとなんだろ?と思い見てしまいます。
ここでヒューリスティックについて説明しておきます
ヒューリスティックとは、人間の意思決定を手助けするように働く思考プロセスのことで、
自身の経験をもとに最適な手段を見つけ出すため、「簡便法」とも呼ばれます。
ヒューリスティック最大の特徴は判断の速さ、深く考える必要のない場所で、瞬時に答えを
導き出してくれるのです。
反面、瞬時に判断することによってのデメリットもあります。
次は第2章の中にある
良い印象を残すために大切なものは?についてです
記憶に残るポイントをおさえる
人間がある事柄を思い出すときに働くのが「ピークエンドの法則」です
「ピーク」つまり絶頂期と最後の時点「エンド」が思い出全体に対する印象を左右するという理論です
この前コンサートにいったのですが、一番好きな歌と、最後に近くまで来てファンサービスしてくれたことが、今でも思い出として残っています
次も第2章の中にある
固着性ヒューリスティックについてです。
固着性ヒューリスティックにはフレーもイング効果というものがあります
フレーミング効果とは、まったく同じ事柄なのにもかかわらず、言い方や書き方が異なることで、
受け取り方が変わり選択も変わることです
フレーミング効果でわかりやすいのが
アンカリンク効果です。
実際に販売している価格の近くに、希望小売価格が書かれているケース、この場合
希望小売価格がアンカーとなり、販売価格が安く感じます。
このケースはよくありますよね!なんか定価が書かれていると安くなっている感じがしてしまいます。
それでは、これまで行動経済学について紹介していきました
この本は、説明で絵が入っており、絵を見ることでイメージがしやすくなっています
とても読みやすい本です。
また、内容も自分たちの身近にあるようなことばかりになっているため
理解しやすいと思います。
自分の行動と照らし合わせながら読むとされに面白いと思います
本当おすすめな本です
ありがとうございました。りゅうまるでした!
またね!
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