こんにちは!りゅうまるです。
今回紹介する本は、鈴木祐さんが書かれた
「ヤバい集中力」です
私は、ヤバいと書いていたので、安易な気持ちで手に取って読みましたが、
本当にヤバい内容となっています。
本書では
人生の成功にもっとも必要なのは、頭の良さではなく、「誠実性」である
と書かれています。
ここでいう、誠実性とは、コツコツと取り組める能力のことです。
すなわち、集中力です。
「そもそも集中力とは何か」
本書では、集中力の正体を見極める内容がもりこまれています。
本書は序章と第6章で構成されています。
序章 獣と調教師
第1章 餌を与える
第2章 報酬の予感
第3章 儀式を行う
第4章 物語を編む
第5章 自己を観る
第6章 諦めて、休む
それでは、序章の中にある、一部を紹介します。
私たちの生産性が遺伝に左右されるのは有名な話で、4万人を対象にしたミシガン州立大学のメタ分析(複数の分析をさらにまとめた信頼度が極めて高い分析)でも、仕事への意欲や集中力は、生まれつきの性格によって約50%は説明できるとの結果がでました。人間の集中力がかなりのところまで才能で決まるのは確実です。
しかし、遺伝できまってしまう集中力はあくまで全体の半分に過ぎず、残りの半分は後からでも修正が効く「ある要素」で構成されているとのこです。
その「ある要素」を本書では、「獣と調教師」と呼びます
「獣と調教師」とは「人間の心は2つに分かれている」という事実を比喩(メタファー)で表したものです。
獣は、「衝動」や「辺縁系」に当たり、調教師は「理性」と「前頭前皮質」に相当します。
次は、第1章の餌を与えるの一部を紹介していきます。
カフェインの摂りかたについてです。
カフェインのメリットは複数の研究で確認されています。
- 150~200mgのカフェインを飲むと約30分で疲労感がやわらぎ、注意力の持続性が向上する
- カフェインの集中力アップ効果は、ベースラインから5%前後だと思われる
基本的には、缶コーヒー1本分のカフェインを飲むだけでも集中力があがるようです。
私たちが、日ごろ飲んでいる缶コーヒーを飲んで実感していることが、科学的にも確認されているということになります。
しかしカフェインの飲み方には注意が必要です。
- 一度に缶コーヒー2本(カフェイン400mg)以上飲まない
- コーヒーにはミルクかクリームを入れる
- 起床から90分はカフェインを飲まない
- アメリカ陸軍開発のスケジューリングサービス「2BーAlert」を使う
- 緑茶に含まれるリラックス成分「テラニン」と一緒に飲む
上記の内容は本書で詳しく書いていますので、ぜひ読んでほしいと思います。
知っておいたほうがいいので、脳の基礎体力を作るための必須栄養素も紹介します。
- 鉄分、亜鉛、マグネシウムなどのミネラル
- ビタミンD
- 葉酸、ビタミンB12
- オメガ3脂肪酸
- コリン
- 必須アミノ酸
- Sアデノシルメチオニン
いずれも脳の働きに欠かせない成分で、不足すれば鬱症状や感情のコントロール不全が起きたりとメンタルに多大な悪影響をおよぼします。
次は、第3章の中ある一部をご紹介します。
朝一は簡単なタスクから手をつけると集中力が加速するについてです。
第一に、簡単なタスクをこなすとその時点で獣は大きな達成感を覚え、脳内にドーパミンという神経伝達物質が大量に放出されます。
ドーパミンには、注意力や、モチベーションを引き出す動きがあるため、タスクを終えた直後からあなたの集中力は一気に増加します。
「できた!」を繰り返し記録して達成グセをつける
日記、ブログ、家計簿、体重の変化など、記録の内容は問いません。なんらかのデータを敵機的に残し続ける行為は、いずれも集中力アップの儀式として機能してくれます。
記録のように簡単なタスクは、獣に手軽な達成を与え、集中力をブーストしてくれます。
ここでさらに、大きなポイントは、「自己効力感」です。記録の継続には、あなたのなかに、「自分はできる人間なのだ」と感覚を増やす働きがあるのです。
それではこれまで、ヤバい集中力を紹介してきました。
本書を通じて、集中力について学ぶことで、仕事や、生活に役立ててほしいと思います。
まだまだ、学ぶところがたくさんある1冊となっています。大変おすすめです。
それでは、りゅうまるでした!またね!
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