大玉トマトを育てていると「枝葉が混み合ってきた」「実はできているけど甘くならない」などの悩みが出てきませんか?
そんな時に重要なのが剪定(せんてい)と収穫のタイミングです。
この記事では、初心者でもわかりやすいように、大玉トマトの剪定方法と収穫のコツをまとめました。
剪定が必要な理由
トマトはそのまま育てると枝葉がどんどん伸びて「ジャングル状態」になりがちです。
その結果、風通しが悪くなり病気が発生しやすくなったり、実に養分が回らずに甘みがのらなかったりします。
➡ 剪定をすることで
- 光が実に当たりやすくなる
- 風通しが良くなり病気予防になる
- 養分を効率よく果実に回せる
といったメリットがあります。
大玉トマトの剪定方法
① わき芽かき(芽かき)
- 葉と茎の間から出てくる「わき芽」を取り除く作業。
- わき芽を放置すると茎が増えてしまい、実が小さくなる。
- 手でポキッと折るか、ハサミを使って清潔に処理する。
② 下葉の除去
- 実がつき始めたら、下の古い葉を取り除きましょう。
- 風通しを良くし、病気のリスクを減らせます。
③ 主枝を1〜2本に限定
- 初心者は1本仕立てがおすすめ。
- 慣れてきたら2本仕立ても可能ですが、枝が増えると管理が難しくなります。
収穫のコツ
① 収穫のタイミング
- 果実全体がしっかり赤くなり、ヘタの近くまで色づいたら収穫。
- 青みが残ると酸味が強くなる。
② 甘くするポイント
- 水を控えめに育てると糖度が上がる。
- 過湿を避け、日当たりをしっかり確保する。
③ 収穫後すぐ食べる
- 完熟トマトは日持ちが短いので、収穫後はできるだけ早めに食べましょう。
よくある失敗と改善策
失敗①:葉を取りすぎて実が焼ける
- 原因:剪定をしすぎて直射日光が当たりすぎる
- 改善策:葉は適度に残し、実を葉で日差しから守る
失敗②:実が青いまま熟さない
- 原因:肥料不足、水分不足
- 改善策:開花後は定期的に追肥、乾燥と過湿を避ける
失敗③:病気が広がる
- 原因:風通しが悪く、湿気がこもる
- 改善策:下葉を取り除き、雨よけビニールで対策
まとめ
大玉トマトの剪定と収穫のコツをおさらいすると…
- わき芽は早めに摘み取り、主枝を1〜2本にする
- 下葉を整理して風通しを良くする
- 収穫は真っ赤に熟してから!
- 甘く育てたいなら「水を控えめ」に
少しの工夫で、大玉トマトはグッと美味しく、たくさん収穫できます。
今年はぜひ「剪定」と「収穫のタイミング」を意識してみてください!
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