【家庭菜園】インゲンの育て方完全ガイド|プランター栽培・品種比較・失敗しないコツ

家庭菜園

インゲンとは?

インゲン(さやいんげん)は、マメ科インゲンマメ属の夏野菜。発芽から約2か月で収穫でき、家庭菜園初心者でも挑戦しやすい野菜です。

畑はもちろん、プランター栽培も可能で、ベランダ菜園にも向いています。


種まきと育て方の基本

種まき時期

  • 春まき:4月〜7月
  • 秋まき:8月下旬〜9月※発芽適温は20〜25℃。霜に弱いので注意しましょう。

種まきの方法

  • 畑:株間30cm、深さ2〜3cmに2〜3粒ずつ点まき
  • プランター:60cmプランターに3〜4株程度

育て方のコツ

  • 本葉2〜3枚で間引き → 1本立ちにする
  • つるあり品種は高さ1.5mの支柱が必要
  • つるなし品種は省スペースで簡単
  • 水やりは「乾いたらたっぷり」、過湿はNG
  • 元肥+開花期に追肥をすると実つきが良い

プランター栽培のポイント

  1. 容器は深さ30cm以上、幅60cm以上が理想
  2. 土は市販の野菜用培養土(pH6.0〜6.5)
  3. 日当たりは1日6時間以上
  4. 水やりは土が乾いたら朝にたっぷり👉 初心者は「つるなし品種」を選ぶと管理が楽です。

よくある失敗と改善策

  • 発芽しない → 土が乾燥・気温不足 → 覆土を厚めにして20℃以上を確保
  • 葉が黄色い → 肥料不足・水切れ → 追肥+水分管理
  • 花が落ちる → 高温・乾燥 → 敷きわらやマルチで安定
  • さやが固い → 収穫遅れ → 柔らかいうちに早めに収穫

インゲンと似た野菜の違いを比較

◆ インゲン(さやいんげん)

・属:インゲンマメ属

・特徴:丸さや・平さやなど品種豊富。つるあり/つるなしがある

・食べ方:若いさやを食べる

・育てやすさ:★★★★☆(初心者向け)

◆ モロッコいんげん

・属:インゲンマメ属

・特徴:平べったい幅広いさや。柔らかく食感が良い

・食べ方:煮物・炒め物に最適

・育てやすさ:★★★★☆(省スペースでも可)

◆ スナップエンドウ(※スナップインゲンではない)

・属:エンドウ属

・特徴:ぷっくり丸いサヤと豆を両方食べられる

・食べ方:サラダ・炒め物

・育てやすさ:★★★☆☆(支柱が必要)

◆ 絹さや(さやえんどう)

・属:エンドウ属

・特徴:薄くて柔らかいサヤ。豆は未熟のうちに収穫

・食べ方:味噌汁・炒め物

・育てやすさ:★★★☆☆(春の短期栽培)

👉 ポイント

  • モロッコいんげん=インゲンの仲間(平さやタイプ)
  • スナップエンドウ・絹さや=エンドウの仲間(インゲンとは別)
  • 「スナップインゲン」という野菜は存在せず、正しくは「スナップエンドウ」です。

家庭菜園におすすめの品種

  • ケンタッキー101号(つるあり):長期間収穫が可能
  • トップクロップ(つるなし):プランターに最適
  • ムラサキインゲン:珍しい色で観賞用にも人気

まとめ

  • インゲンは 発芽から約2か月で収穫できる初心者向け野菜
  • プランターでも簡単に栽培可能。つるなし品種はベランダ菜園に最適
  • 失敗例を知っておくと安定した収穫ができる
  • モロッコはいんげん仲間、スナップエンドウ・絹さやはエンドウ仲間で別物

ぜひ、家庭で挑戦してみましょう!!

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