とうもろこしとは?
とうもろこし(スイートコーン)は、夏野菜の代表格。収穫したてを茹でると糖度が高く、驚くほど甘いのが魅力です。家庭菜園でも人気ですが、大きく育つため少しコツが必要です。
とうもろこしの育て方(初心者向け)
種まき時期
- 春まき(4〜6月):気温が20℃以上になってから種まき
- 発芽適温は25〜30℃で、寒さに弱いので注意
栽培のポイント
- 株間は30cm以上あける(根張りが強く大きく育つため)
- 1か所に3粒まき、芽が出たら1本に間引く
- 花粉が飛ぶため、1列よりも複数列で育てると実つきが良い
- 背が高くなるので、風が強い場所は支柱を添えて倒伏を防ぐ
プランターでとうもろこし栽培はできる?
- 基本的には畑向きの野菜。根を深く張るため、収穫量は少なくなりがち。
- プランターで挑戦するなら
- 深さ40cm以上、大型サイズ(容量40L以上)が必須
- 2〜3株をまとめて植え、人工授粉をして確実に実をつける工夫が必要
初心者はまず畑や庭での栽培をおすすめします。
初心者に多い失敗例と改善策
失敗①:実がスカスカになる
- 原因:花粉がうまく受粉しなかった
- 改善策:複数列で植えるか、雄花(穂)を軽く振って人工授粉をする
失敗②:茎が折れる・倒れる
- 原因:風や根張り不足
- 改善策:土寄せして株元を安定させる/支柱を立てる
失敗③:実が小さい・甘くない
- 原因:肥料不足・収穫時期の遅れ
- 改善策:追肥は背丈50cm前後で1回、雌花が出たときにもう1回与える/雌花のヒゲが茶色くなったら収穫が適期
とうもろこしの品種の違い
とうもろこしには多くの品種がありますが、家庭菜園で人気のものを整理しました。
- スイートコーン(甘味種)
- 最も一般的で甘みが強い
- 黄粒種、白粒種、バイカラー種(黄と白の混ざり)の3タイプ
- 家庭菜園初心者はバイカラー種がおすすめ(見た目も良く、味も安定)
- もち種コーン(もちとうもろこし)
- 粘りがありモチモチ食感
- 加工や料理用に使われることが多い
- ハニーバンタム系
- 定番の甘味種で栽培しやすい
- 初心者に人気、糖度が高く子どもにも好評
- ゴールドラッシュ
- 甘みが強く、粒が大きく揃う
- 収穫時期を逃しても甘さが落ちにくいのが特徴
初心者は スイートコーンの早生種 を選ぶと栽培期間が短く、成功しやすいです。
とうもろこしのおすすめの食べ方3選
① 塩ゆでコーン
採れたてをすぐに茹でると甘みが最高潮!水から茹でて沸騰後3〜5分で仕上げるとプリプリ食感。
② 焼きもろこし
しょうゆダレやバター醤油を塗って香ばしく焼くと、夏祭りの屋台気分を味わえます。
③ コーンご飯
生の実を外して炊飯器に入れて炊くだけ。バターや塩を加えると旨味が増し、家族に喜ばれる一品に。
まとめ
- とうもろこしは夏に甘くて美味しい家庭菜園の人気野菜
- 種まきは春(4〜6月)、株間を広くとるのがポイント
- プランターでも可能だが収穫量は少なめ。畑の方が適している
- よくある失敗は「受粉不足・倒伏・肥料不足」
- 品種はスイートコーン(黄・白・バイカラー)が定番、初心者は早生のバイカラーがおすすめ
- 塩ゆで・焼きもろこし・コーンご飯で旬の味を堪能
それでは、みなさん挑戦してみましょう!!
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