「せっかく大玉トマトを育てたのに、味が薄い…」
そんな経験はありませんか?
大玉トマトはただ育てるだけでは甘みがのりにくい野菜です。
しかし、ちょっとした栽培の工夫で糖度を高めることができます。
この記事では、大玉トマトを甘く育てるコツをまとめました。
甘さが決まるポイントは「水・肥料・日当たり」
トマトの甘さ(糖度)を上げるには、
- 水分管理
- 肥料のバランス
- 十分な日照
この3つが重要です。
大玉トマトを甘く育てるコツ
① 水やりを控えめにする
- トマトは乾燥に強く、水分を制限すると実に糖分が蓄積されます。
- ただし「極端な水切り」はNG。裂果や株の弱りの原因になります。➡ ポイント:実が色づき始めたら水やりを減らす。
② 追肥は控えめに
- 肥料を与えすぎると葉ばかり茂り、実に養分が回りません。
- 特に窒素肥料のやりすぎはNG。➡ ポイント:実がついたらリン酸・カリ中心の肥料に切り替える。
③ 太陽をしっかり当てる
- トマトの甘みは光合成によって作られます。
- 1日6時間以上の直射日光を目安に育てましょう。➡ プランター栽培では:日当たりの良いベランダや庭に設置。
④ 摘果(てきか)で実の数を減らす
- 1房にたくさん実をつけると糖度が下がります。
- 大玉トマトは1房4〜5個程度に制限するのが理想。
⑤ 適度なストレスを与える
- 完全に楽な環境で育てるよりも、少し水分を控えめにしたり、根を張らせる環境をつくると糖度が上がります。➡ 「甘いトマト農家」が実践している秘訣でもあります。
よくある失敗と改善策
失敗①:実が割れる(裂果)
- 原因:乾燥後に一気に水を与えた
- 改善策:水は「少なめを継続」して与える
失敗②:酸っぱいトマトになる
- 原因:日照不足、肥料不足
- 改善策:日当たりを確保し、追肥はバランスよく
失敗③:甘みはあるけど皮が硬い
- 原因:水分を極端に制限した
- 改善策:適度に水を与え、極端な水切りは避ける
品種選びでも甘さが変わる!
甘いトマトを育てたいなら、品種選びも大切です。
- 桃太郎シリーズ:酸味と甘みのバランスが良い
- フルティカ(中玉寄り):糖度が高め
- 麗夏:病気に強く安定した甘さ
➡ 初心者は病気に強い品種+水分管理で甘さアップを狙いましょう!
まとめ
大玉トマトを甘く育てるためには、
- 水は控えめに管理
- 窒素肥料を減らし、リン酸・カリを意識
- 1日6時間以上の直射日光
- 摘果で実を制限
- 適度なストレスで糖度アップ
この5つを意識すれば、スーパーでは味わえない「家庭菜園ならではの甘いトマト」が楽しめます。
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