シャキシャキとした食感と甘みが魅力の「キャベツ」。
生食から煮込み料理まで幅広く使えるため、家庭菜園でも人気の高い野菜です。
この記事では、キャベツの育て方・品種の違い・栄養素・プランター栽培・失敗例と改善策をまとめました。
キャベツの特徴
- 発芽適温:15〜25℃
- 生育適温:15〜20℃
- 栽培期間:春まき(3〜4月)、秋まき(8〜9月)
- 収穫時期:種まきから約90〜120日
➡ 暑さと乾燥に弱く、冷涼な気候を好む野菜です。
栽培スケジュール
- 春まき:3〜4月に種まき、6〜7月に収穫
- 秋まき:8〜9月に種まき、11〜12月に収穫
※地域によってまき時期は異なります。寒冷地では春まき中心、暖地では秋まきが成功しやすいです。
キャベツの育て方手順
① 種まき・苗づくり
- 育苗ポットやセルトレイに種をまき、発芽後は本葉2〜3枚で間引く
- 本葉4〜5枚で定植できる大きさに育てる
② 定植(植え付け)
- 株間は40〜50cm
- 日当たりと風通しの良い場所を選ぶ
- 外葉をしっかり育ててから結球が始まる
③ 水やり
- 土が乾いたらたっぷり与える
- 結球期は水切れに注意
④ 追肥
- 定植後2〜3週間で1回目、その後2週間おきに追肥
- 外葉をしっかり育てることで大きく結球する
プランター栽培のポイント
- サイズ:深さ30cm以上、容量15L以上のプランター
- 土:野菜用培養土を使用
- 管理:株数を減らして1〜2株にするとしっかり育つ
➡ プランターでも十分収穫可能ですが、大きく育てるにはスペース確保が重要です。
品種の違い(代表例)
- 金系201号:春まき・秋まきどちらも可能な定番
- YR秋冬:病気に強く秋まき向き
- 彩音(あやね):甘みが強くサラダに最適
- 冬キャベツ(寒玉):寒さに強く、甘みが増す
キャベツの栄養素
- ビタミンC:免疫力アップ、美肌効果
- ビタミンU(キャベジン):胃腸の健康をサポート
- カリウム:むくみ解消、血圧調整
- 食物繊維:便秘改善
➡ 栄養価が高く、特に「胃腸を守る野菜」としても有名です。
よくある失敗と改善策
失敗①:結球しない
- 原因:日照不足、肥料不足、植え付け間隔が狭い
- 改善策:日当たりの確保、適切な追肥、株間を広く取る
失敗②:虫食いがひどい
- 原因:モンシロチョウの幼虫やアオムシ
- 改善策:防虫ネットを設置、早めに手で駆除
失敗③:葉が黄ばむ
- 原因:肥料切れ、水不足
- 改善策:追肥を忘れない、水を切らさない
まとめ
キャベツ栽培のポイントは
- 春・秋の涼しい時期にまく
- 外葉を大きく育ててから結球させる
- 定期的な追肥と水やりを欠かさない
- 防虫ネットで虫害を防ぐ
これを守れば、初心者でも立派なキャベツが収穫できます!
コメント