きゅうりは収穫スピードが早く、次々に実をつける夏野菜の代表です。
しかし、正しい整枝・剪定をしないと株が早く弱り、収穫が短期間で終わってしまうこともあります。
この記事では、きゅうりを長く収穫するための整枝と剪定のコツを解説します。
整枝・剪定が必要な理由
- 枝葉が茂りすぎると風通しが悪くなり病気が発生
- 養分が分散して実が小さくなりやすい
- 適度に整えることで株の寿命が延びる
➡ 整枝・剪定をすることで、株の負担を減らし長期間収穫できるようになります。
きゅうりの整枝の基本
① 主枝を伸ばす(1本仕立て)
- 基本は主枝1本仕立てで支柱やネットに沿わせて上に伸ばす
- 脇芽を放置すると株が疲れるため、適度に整理する
② 子づる・孫づるの扱い
- 1〜2節目のわき芽は早めに摘み取る(株を安定させるため)
- 3節目以降は子づるを2〜3枚の葉を残して摘芯
- 孫づるは基本的に放任してOKだが、混み合えば整理
剪定のコツ
① 下葉かき
- 地面近くの古い葉は病気の原因になりやすいため、早めに除去
- 株元をスッキリさせることで風通しが良くなる
② 側枝の剪定
- 側枝(子づる)は葉を2〜3枚残して摘芯
- 枝を伸ばしすぎると実がつきすぎて株が疲れる
③ 主枝の摘心
- 主枝が支柱やネットの上端に届いたら摘心
- 上に伸ばすのをやめ、側枝からの収穫に切り替える
長く収穫するための工夫
- 若どり収穫を心がける(大きくなりすぎると株が疲れる)
- 定期的に追肥して株を元気に保つ
- 水を切らさない(乾燥すると一気に株が弱る)
- 整枝後は必ず追肥+水やりで株を回復させる
よくある失敗と改善策
失敗①:枝葉が混みすぎて病気発生
- 原因:整枝をしないまま放置
- 改善策:定期的に下葉と脇芽を整理
失敗②:収穫が急に止まった
- 原因:株が疲弊、肥料不足
- 改善策:追肥を早めに、古い枝を剪定して株をリフレッシュ
失敗③:実が小さい・曲がる
- 原因:水不足や養分不足
- 改善策:安定した水やり、定期的な追肥
まとめ
きゅうりを長く収穫するためには
- 主枝を1本仕立てで伸ばす
- 子づるは2〜3枚の葉を残して剪定
- 古い下葉は早めに整理
- 若どり収穫+定期的な追肥・水やり
この4つを意識することで、初心者でも夏から秋まで長期間きゅうりを収穫できます。
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